第1講:全体評価と部分評価

今日のテーマは「全体評価と部分評価」

 

あ、本職が塾の先生なので、講義チックに進めていきます("`д´)ゞ

 

全体評価と部分評価。

 

この、評価基準が違うだけで、

ここまで見えてる世界が変わるの!!??

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今日は、そういうお話です。


ここで言う全体評価とは・・・
◆目の前の出来事、自分の知ってることだけで、相手(or自分)を「○○な人だ!」と評価する(決め付ける)こと。
(例)TVの前に脱ぎ捨てられた2つの靴下を見て、「片付けられない人」と決め付けること、等

目の前に見えているのは、ほんの一部分なのに、それがその人すべてだ!と思って、評価すること。

自分は相手より上か下かを格付けして、人と比べることで、安心したり凹んだりする。

 

一方、部分評価とは・・・
●目の前の出来事、自分の知ってることは、相手(or自分)の8%(←消費税w)!残りの92%はわからない!

だから、目に見える部分の評価はできるけど、相手(or自分)が「○○な人!」とは言えない。

評価するなら「~~については、ダメなやなぁ」「△△についてはすごいなぁ」という部分評価だけ。

みんな凸凹な部分があって、みんな一緒、比べられない、というスタンス。


全体評価する人の判断基準は・・・
善or悪
正or誤
損or得
勝ちor負け
人の役に立つor立たない
お金になるorならない
人にホメられるorホメられない
人から好かれるor嫌われる

つまり、【勝者と敗者が必ず存在する世界】を見ているのに対して

 

 

部分評価する人の判断基準は・・・
自分がそれを好きor嫌い(or無関心)

勝者も敗者もなく、みんな凸凹(得意なところ/苦手なところ)があって、それをひっくるめての評価なんて無理!

自分にとって、好きか嫌い(あるいは、どうでもいい)に分けるだけ!

好きなことは拾って、嫌いなこと、どうでもいいものは捨てる!

 

 


現在(2016年)の現役アスリートで例えると、

イチロー(野球)と本田圭佑(サッカー)、どっちが上??

これ、どっちが上か決められないのと同じで、人を全体評価できない。

 

野球という一部分での評価なら、 
イチロー>>>本田圭佑

サッカーという一部分での評価なら、 
本田圭佑>>>イチロー
という部分評価ができるだけ!

全体として、人として、どっちが上とかない。

 

だから、

自分自身と、イチローを比べたら、

野球なら 
イチロー>>>>>>自分  これアタリマエ。

 

でも、例えば・・・
歴史についての知識なら  

  自分>イチロー   

(たぶん。 負けてたらどうしよう・・・(^^;

 

数学の成績なら(英語は勝てなさそうなので。笑)

  自分>イチロー   

(たぶん。 これも負けてたらどうしよう・・・(^^;

いろんな分野別での勝負があるだけ。
勝てる分野もあれば負ける分野もある!

どっちが上か下かなんて、わからない。


でも、こう言うと、どうしても、

 

「たしかに、オレはたぶんイチローより歴史も数学も詳しいと思う。
同じテストしてもたぶんイチローに勝てる。
でも、歴史とか数学知ってても、それお金になる!?
実際に、お金になってる!?

イチローは野球で数十億稼いでるけど、歴史とか数学知ってるだけで、何億も稼いでないやん!!
ていうか、オレよりもっと歴史とか数学詳しい人いるし!!」

という、【人から認められるような結果(この場合、お金)】で人を判断してしまうんですね~(ノ_-;)ハア…

 

 

 

この場合で言うと、
「稼いだお金の多いor少ない=人としての格上or格下」
お金という一部分で、人としての格付けが決まる、これが全体評価。


全体評価がいい悪い、という話ではなく、
すべての問題・悩み・怒りは、全体評価(格付け)から生まれる。

(↑↑これ、めっちゃ重要!期末テストに出る!もし出題者なら1問目に出す!)

 

これを知っておくだけで、かな~~り人生変わるよ。いや、ホンマに。

 

 

全体評価する、結果でいい悪いを評価する人は・・・
相手を上か下かで評価して、
相手を見下し
相手を見上げ
相手を責めて
自分を責めて
相手を変えようとして
自分を変えようとして
相手に好かれようとして
相手から嫌われまいとして

行動する、努力する。

でも、実は、他人は思ったほど自分のことを見てないので、
他人がホメるかどうかは、他人次第。
場合によっては、他人のその時の気分次第。

要するに、相手・周囲の人に振り回されて、一喜一憂(。´-д-)ハァハァ。

 

全体評価してる人は、「人と比べる上下関係の世界」。

小さい頃は、

・走るのが速いか遅いか?
・背が高いか低いか?
・学校のテストで何点取ったか?
・どこの高校、大学に行くか?

などで比べて、大きくなるにつれて
・どこに就職するか?
・いつ結婚するか?
・年収はいくらか?


さらに、さらに
・いつ子どもができたか?
・子どもが歩いたのは何ヶ月か?
・子どもがしゃべったのは何才か?
・子どものテストの点数は?
・子どもの進学先は?

《以下、最初に戻って繰り返し》
・・・延々と比べる人生が続いていく。

 

 

これ耐えられる??笑

オレは無理!笑

ということで、

 

比べる人生、全体評価、上下の世界から抜けよう!と思ったのが2012年頃。

 

 

全体評価から、部分評価へ。
善悪・損得から好き嫌いへ
「格付けしあう比べる世界」から「みんな一緒の比べない世界」へ
「イライラ、むしゃくしゃ」から、「ノホホン」へ

 

少しずつハンドル回して1歩ずつ【自分の判断基準】を変えていきました。

詳しいことは、次講以降で。

色んな事例、エピソードなどが出てくると思いますが、すべての土台に

「全体評価か部分評価か」が根付いてますので、お忘れなく~♪

 

今日のPOINT(←こういうところが塾講師っぽい!)
見えているのは一部分♪

 

~・~・~・~~・~・~・~・~

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