第2講:自立とは、自分と他人の間に線を引くこと。

結婚当初は、

嫁「服は、乾燥機(回転式のやつ)がOKかどうか、確認して干すのは普通やん!
なんでコレ、乾燥機に入れたん??」

 

こんなことをよく言われてました(今では減ってきたハズ。笑)

この乾燥機の例から見えてくるのは、

人って
【周りの人も自分と同じことをしたり、考えたりする】
っていう思い込みを強く持ってない??

 

いやいや、自分と他人は別の人!というのは頭ではわかってるんよ!
別人なのはアタリマエ!

とか思ってるのに、意外と

 

周りは自分と同じ!と勝手に思ってる。

 

他にも
・人に会ったらあいさつするのが当然!周りの人も、そう思ってるハズ!
・人に借りたものは返さないといけない!周りの人も、そう思ってるハズ!
・トイレが済んだら、電気は消すべき!周りの人も、そう思ってるハズ!
・不景気で、お金稼ぐのって難しいなぁ。周りの人も、そう思ってるハズ!
・遅刻は絶対しちゃダメ!遅れるなら事前に連絡!周りの人も・・・(以下略)
・信号は守らないといけない。周りの人も・・・(以下略)
などなど

 

で、自分と同じような行動、対応なら、何にも問題ないけど、

自分の想定外の場合、怒り出す。

・トイレが済んだら、普通、電気消すやろ!?なんで、つけっぱなしなん!!???
・赤ちゃん泣いてたら、普通、抱っこするやろ!?
・服を干すときは、普通ハンガー使うやろ!?(←さっきから洗濯物ネタ多いなぁ^^;)
・優先座席に座ってるなら、普通、席譲るやろ!?

 

えぇ、ここでのキーワードは【普通】

 

 

普通○○するやろ!?
××なら△△するのが普通!

 

など、「普通」というフレーズが出来たら、
「自分=他人」と思い込んでる証拠。残念ながら。

そして、この思い込みが、イライラの原因!!

 

自分以外の人は
・生まれも育ちも違う
・たとえ家族でも、好き嫌い、見てきたもの、が違う
・同じ映画を見ても、感想は違う
・もちろん、背格好も違う


というわけで、ここでは、1度原点に戻って、

 

・相手は、何を考えてるかわからない

・相手のことは、【予想】できるのみ

 

という大前提を再確認!

 

相手に対する「予想」が当たった時に、

「相手のことがわかった、理解できた!」なんて思う人がいるけど、

それは相手の「一部分」についての予想が的中しただけ!

それだけで、「相手のこと、人となりがわかった!(=全体評価)」するのはまだまだ早いっっ!!!

 

もちろん、近い人だと、自分の「予想」が当たる確率が高くなるけど、

基本は「他人の考えることは、わからなくて当然」というスタンスを忘れずに。

 

 

だから、予想が外れても、

・驚くわけでもなく
・「え!?なんでそんなことしたん?ありえへん!!!」と怒るわけでもなく

 

 

「へぇ~。」
でおしまい。

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特に家族などの近しい人に対しては、怒りが出てきやすいけど、
家族とはいえ、自分とは異なる人なので、
・わからなくて当たり前
・予想できるのみ
に立ち戻ると、怒りも湧いてきません!(^-^)

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職業柄(←一応、本業は塾の先生)、よく目にする

「人と自分に一線引けてなくて起こる問題」は、

 

親が子どもに勉強を教えて、ケンカになる

 

これ!!
これはホンマに多い(;-_-) =3 フゥ
この話を聞かないご家庭なんて今まででも数えられるくらいしかないわ~!というほど少ない。

 

家で親が子どもに勉強教える

ケンカになる

子どもが拗ねて勉強しなくなる

ケンカになる
《以下 繰り返し》

というのは、特に小学生・中学生のお子さんを持つご家庭「あるある」。

 

 

子どもと自分(親)との間に一線が引けていない(orあいまいな)ため、

子どもの成績=自分の子育ての成績
・子どもの点数・出来によって、子どもも自分(親)も評価される
 (勉強という一部のみで、子どもを評価する全体評価!)
・その評価によって格付け(上か下か)される
・自分より上の人を見て焦る
・自分より下の人を見て安心する

特に、子どもの勉強(特に小学生の間)って、親からすると簡単で、余裕で解けちゃうものが多い。
それを目の前でミスったり、忘れたりされるから、余計に腹が立つんでしょうね(;^_^A

 

逆に、なぜ塾の先生とはケンカになりにくいか、というと、
・生徒と塾の先生は他人であることが明らか!
・生徒が解けない、わからないことで、塾の先生が格付けされる意識は親に比べてかなり薄い。(もちろん、成績UPに向けて指導するけれど)
・わからない問題を説明するだけ。「これが解けないから頭悪い子」という全体評価はしない。
・だから、×があっても冷静に、時には冗談を言いながら、生徒に接するので、生徒も安心して話を聞いてくれやすい

 

 

というわけで、

まずは、親側が、子どもとの間に線を引くことから始めましょう!
「この子はこの子、私は私!」
「私は私のために生きる。この子はこの子のために生きる」
「私はこの子の期待に応えるために、生きているわけじゃない」
「この子も私の期待に応えるために、生きているわけじゃない」

算数が解けなくても、漢字が書けなくても、それはその子の「一部分」。
何度も言うけど、全体評価なんてできませ~~ん!
格付けは自分が勝手にしてるだけ♪

 

 

 

親子関係の流れで、ついでに!

 

「自分」と「自分の親」との間に一線引けていますか???

 

自分と親の間に一線引くことを【自立】

と言います。

 

子どもの頃、親の存在は
・とっても大きくて、
・なんでも知ってて
・正解を教えてくれる

ような気がしてましたが、実はその親も試行錯誤の毎日で、
まだまだ未熟な20代、30代だったんですね~。
(自分が20代、30代、あるいは親になると、よ~~く実感!)

 

 

だから、自立に向けて、
昔、親から言われた、教わった内容に対して

それってホンマ??
間違ってない??

と自分で考え直す。

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例えば、
・時間は守りなさい!
・人に借りたものは返しなさい!
・寝ないと背が伸びないよ!
・一日、三食とりなさい!
・寝る前にトイレに行きなさい!

 

 

考え直すことが大事なので、
考え直した結果、その通り!なら、そのままで。
やっぱり違うな!と思ったら、自分なりの意見にチェンジすればOK!

 

中には
「寝ないと、身長伸びない!」
みたいに、子どもの時は、その通りだけど、大人になったら、通用しないような内容もあるので、要注意!

 


人によっては、子どもの頃に親から言われた

「あんたは何やっても鈍くさいなぁ(´Д`) =3」

「ホンマにアホやなぁ、言われたことすぐ忘れて(´Д`) =3」


といったマイナスの言葉を、そのまま信じて、

・自分は鈍くさい、運動神経鈍い

・自分は物忘れをよくする

と思い込んで、今まで生きてきてる人もいるようです。

 

ホンマは全然そんなことないのにね~

 

考え直してみると、

忘れることもあるけど、
いつもすぐ忘れるわけじゃないし
覚えてることもたくさんある。

 こんなエピソードが出てくるハズ。

 

親から受けた「自分の全体評価」は、実は自分の「部分評価」だった、

ってことに気付くことが自立への一歩♪

 

ということで、今日のPOINT

・それって誰の「普通」?

・自分と他人は別!

・Let’s 自立!

 

~・~・~・~~・~・~・~・~

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